出産の痛み
巷ではよく、出産の痛みを「鼻からスイカを出すくらい」などと表現されることがあります。出産が間近になると不安になり、ネットなどで出産の痛みはどのくらいなのかと検索していました。その中で、目についたものが「下痢の時に似ている」でした。これだったら私は耐えられるかもしれない、このくらいの痛みには慣れているし、大丈夫だろう、と思うようになり、よし、出産なんてどんと来いと大きくかまえていました。いざ陣痛が始まると話はぜんぜん違いました。私の場合は簡潔にいうと、「体の中の内臓が一気に肛門から出る」痛みでした。赤ちゃんが下がってくる時の衝撃が「内臓が一気に肛門から出る」感じになるのです。陣痛は、最初は10分間隔、産まれる直前になると30秒〜1分間隔になります。30秒〜1分ごとに、体の中にある全ての臓器が肛門めがけて一気に出る感覚です。かなりの衝撃が体中に走ります。テレビなどで、感動の出産シーンを見ることがありますが、私は、臓器が一気に肛門から出そうになる痛みを和らげるためにゴルフボールを肛門に挟んでいるという悲しい格好でしたから、感動どころではありません。人によって「痛み」の感じ方は違うのだなと、肛門を押さえながら思いました。 神奈川県横浜 産科